余白⑦|一日が長い日と、短い日
介護が始まってから、時間の感じ方が、少しおかしくなりました。 同じ一日なのに、やけに長く感じる日と、気づいたら終わっている日がある。 何をしたわけでもないのに…
介護が始まってから、時間の感じ方が、少しおかしくなりました。 同じ一日なのに、やけに長く感じる日と、気づいたら終わっている日がある。 何をしたわけでもないのに…
介護が始まって、わりと早い段階で、私の中に「ちゃんと準備しなきゃ」というスイッチが入りました。 転ばないように。少しでも楽になるように。調べて、比べて、レビュ…
今思えば、私はかなりの勢いで、自分の生活を止めていました。 そうせざるを得ない、と思い込んでいた、というほうが近いかもしれません。 母の介護が始まって、実家の…
自分の家に戻ると、そこでは、いつも通りの一日が続いていました。 玄関に入った瞬間から、介護の緊張感とは、まったく別の空気。 「明日、体操服いるから」と、夜にな…
介護が始まってから、姉妹のやり取りは、ほぼLINEになりました。 電話をするほどでもないけれど、共有しておいたほうがいいことは、意外とたくさんある。体調のこと…
母の家のまわりには、いわゆる地域猫がいました。 最初にいたのは、一匹だけのオス猫。いつの間にか、その猫は母の中で「みーちゃん」と呼ばれる存在になっていました。…
余白①|片付けから始まった 母の家に入って、最初に向き合うことになったのは、介護の準備ではありませんでした。 扉を開けた瞬間、「……え?」ここまで物で溢れてい…
記録を書き終えたのは、 冬の終わりの頃でした。 窓の外は、 まだ少し寒かったけれど、 光の角度が変わりはじめていて、 春が近いことを 静かに知らせていました。…
ここまで読んでくださり ありがとうございました。 この記録を書き始めたとき、 誰かに何かを伝えようとは 思っていませんでした。 ただ、 過ぎていく日々の中で、…
第55話|静かな夜のこと——続いていく生活の中で 夜が、特別でなくなる この頃の夜は、特別なものではなくなっていました。 何かを待つわけでもなく、身構えるわけ…